統合失調症

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 統合失調症

統合失調症は、かつては精神分裂症と言われていました。
統合失調症の代表的な症状は幻覚(幻聴)と妄想ですが、症状の進行の度合いやタイプによって様々な症状が現れます。

【幻覚(幻聴)】
幻覚や幻聴は統合失調症の主要な症状のひとつです。
周囲の人が何もしゃべっていないのに、また回りに誰もいないのに声が聞こえるのが幻聴です。
「自分の悪口を言われている」「命令する声が聞こえる」などのパターンが多いです。
また、「電波を受けている」「神(霊)の声がきこえる」と思い込むこともあります。

【妄想】
妄想というのは、ありえないことを確信してしまうことです。
周囲の人が強く否定しても、本人は頑なに信じてしまい訂正することができません。
統合失調症によく見られる妄想には、周囲の人々の行動が全て自分に関係があると思い込んでしまう関係妄想や、周囲の人々が皆自分の悪口を言いふらしている、後をつけられている、殺されるなどとと思い込む被害妄想があります。
また、嫉妬妄想や、自分を全能者のように思い込む誇大妄想もあります。

【させられ体験】
自分がなにものかによって操られているという体験で、作為体験とも言います。
幻聴やテレパシーや電波などにより命令されたり、支配されていると思い込みます。

【支離滅裂なことを言う】
まったく脈絡のない支離滅裂なことを話したり書いたりします。
考え方や話のまとまりがなく、周りの人は理解できません。

【感情表現の障害】
あきらかに感情表出がおかしいことが起こります。
重大な出来事にあっても、あまり感情が変化しません。
これを感情鈍磨、無為自閉とも言います。
例えば、肉親が亡くなったと知らされても、表情が変わらず感情面の変化も現れません。
その一方、ささいなことで怒ったり泣いたりします。
また、その場にそぐわない感情表出することもあります。
葬式など厳粛な席で突然笑い出したり、みんなが笑っているときに泣き出したりします。

【疎通性の障害】
話が通じなくなり、心の通い合いがなくなります。
質問に対して満足いく答えが返ってこなかったりして、言葉によるコミュニケーションが成立せず、感情面のやりとり(共感や同情など)も難しくなります。

【自閉】
意欲が低下して無気力になり、また幻覚や妄想のために、人と会うことを避けるようになります。自分の部屋に閉じこもり、カーテンなどを閉め切って、引きこもった状態になります。

【病識がない】
自分が病気であるという認識がありません。
例えば幻聴に対しても、本当に聞こえるからと幻聴だと認めません。

⇒ 統合失調症の経過

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