心身症 > 心身症の原因
心身症は、先天的な体質的素質の上に、心理的・社会的な問題や生活習慣など後天的な諸因子による身体的変化が加わって起こる身体疾患です。
心理社会的な問題としては過度なストレス、特に欲求不満、心理的葛藤、過度なプレッシャーなどが一般的です。
私たちの健康は、内臓など臓器をコントロールする自律神経系、消化液やホルモンなどをコントロールする内分泌系、外部の異物などから身体を防御するための免疫系の3つバランスの上で維持されています。
しかし、しかし、強いストレスなどの心理的刺激を受けると、これら自律神経系、内分泌系、免疫系の中枢である脳の視床下部の機能が乱れ、体に様々な障害を引き起こすことがあります。
心身症はこのようなメカニズムによって発症すると考えられています。
(⇒ ストレス の項参照)
心身症と関わりの深いメンタル病に、失感情症、失体感症、過剰適応があります。
失感情症とは、自分自身の精神的ストレスを自覚しにくく、つらい、イヤだ、というように生々しい感情として体験できなくなっている状態をいいます。
失体感症というのは空腹、眠気、痛み、疲れ等、身体的感覚への気づきが鈍い傾向をいいます。
過剰適応とは、いわば「頑張りすぎ」のことで、自分の内的な感情よりも、周囲の期待や事情を優先させ、自己犠牲的に頑張ってしまう傾向をいいます。
これら失感情症、失体感症、過剰適応は本人の自覚がないことが多く、心身症にかかりやすいタイプです。
他に、心身症になりやすい傾向として、自分や周りに対する要求が高く、なかなか満足しないタイプ、始めると徹底的にやってしまうタイプ、人や周囲にに過度に気を使ってしまうタイプなどがあります。