老年期幻覚妄想

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 老年期幻覚妄想

老年期になると、実在しないものが見えたり聞こえたりする幻覚、また、根拠のないことを思い込む妄想などの精神障害が起こることがあります。
物忘れも痴呆症状もなく、意識もしっかりしていて、一見日常生活に特に問題がないお年寄りが、つじつまの合わないことを言ったり、思い込んでしまうのが老年期幻覚妄想です。
妄想の種類には被害妄想、嫉妬妄想、心気妄想(重い病気だと思い込むこと)などがあります。
老年期幻覚妄想は、不眠や食欲不振、うつ症状などを伴うことも多いです。

患者には、1人暮らしをしている老人が多く、特に、教育程度が高く、社交的で、好奇心が強く、物事に熱中しやすいような女性に多く見られると言われています。
発症の原因はよくわかっていませんが、生活環境の変化、例えば、近親者の死や、自分の病気、引越などがきっかけになりやすいと言われています。

幻覚(幻聴・幻視)や妄想は、訂正不可能なので家族や周りの者はとても苦労します。
しかし、無理に否定しようとすると、本人は情緒不安定になり、ますます症状を悪化させることもありますので、根気強くじっくり話を聞いてあげることが、本人を落ちつかせるにも有効です。
しかし、妄想があまりにも激しく、生活に支障をきたす場合には、抗精神病薬が使われることもあります。

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