心の病気を診察し治療する医療機関として、代表的なものは精神科と心療内科です。
【精神科】
精神科は、うつ病、神経症、統合失調症、心身症など、心の病気の全てを診ます。
【心療内科】
心の病気の中でも、主に心身症など、身体症状が目立つものを中心に治療します。
心身症などは、精神面の治療だけでなく、身体面の治療も重要だからです。
しかし、基本的にはうつ病など、心身症以外の心の病気も見てもらえます。
その他、総合病院や大学病院には、神経科、精神神経科、神経精神科などが見られますが、内容は精神科とほぼ同じと考えてよさそうです。
精神科や心療内科が近くになかったり、行くことに抵抗がある場合は、かかりつけの医師に相談して、専門医を紹介もらうといいと思います。
また、最寄の市町村の保険センターや保健所、精神保健福祉センターなど、公的な機関に相談する方法もあります。
精神保健福祉センターは、都道府県と政令指定都市にあり、地域の精神保健に関する中心的な存在で、精神科の医師をはじめ、臨床心理士、精神保健福祉士などが常駐して、相談と指導をおこなっています。
また、同じく都道府県と政令指定都市にある児童相談所では、18才未満の子供に対する様々な相談を受け付けています
【専門医の選び方】
心の病気の専門医を選ぶ場合のポイントは、まず通院しやすいかどうかです。
心の病気の場合、治療は基本的に長期間に及び、主治医と患者(家族を含めて)間の緊密な連絡が不可欠です。ですから通いやすいかどうかは重要なポイントです。
また、医師と信頼関係を築けるかどうかもとても大切です。
心の病気は、身体的な病気よりも、主治医との関係が、治療効果や快復を左右すると言われています。
それは、精神療法という治療法自体が、患者と医師の信頼関係を前提としている上、薬物治療においても、信頼関係が築けていないと、用法・用量など正しい飲み方が守られないことが多いからです。
そのような理由から、できるだけ医師をかえないで、同じ医師と良い関係を保てるようにするためにも、最初の医者選びを誤らないことです。