ADHD(注意欠陥・多動性障害)

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 ADHD(注意欠陥・多動性障害)の症状

最近、小学校などで学級崩壊が増えていることで、その原因の1つとして注目されているのが、ADHD(注意欠陥・多動性障害)です。
ADHDには、不注意、多動、衝動性という3種類の症状があります。ADHDの患者は男子に多いと言われています。

【不注意】
・授業中などで注意力が散漫、すぐ気が散ってしまう
・集中力が長続きしない。授業中ぼんやりしていることが多い
・先生の言いつけや規則、約束が守れない
・順序だてて行動したり、計画を立てて行動することが苦手
・課題が難しかったりすると、すぐにあきらめて、やめてしまう
・宿題や教科書、ノート、筆箱などをよく忘れたりなくしたりする

【多動】
・椅子にすわっていても、もじもじと体を動かす
・貧乏ゆすりをしたり、いつも手足を動かしている
・授業中や食事中にすぐ席を離れてしまう
・走り回ったり、高いところに上ったりする
・静かに遊んだり、読書したりすることができない

【衝動性】
・質問が終わる前に答えてしまう、他の子供への質問に答えてしまう
・順番を待つことができずに、割り込んだりする
・人が話していたり遊んでいるときにじゃまをする、みんなと同じ遊びができない

ADHDの症状は、親など周囲の人は幼児期から気付くと言われていますが、目立ち始めるのは小学校に入ってからです。
ADHDの子供は、勉強などに集中できないために、知的水準に比べて成績が悪くなりがちです。
また、学習障害(LD)を併発していることが多いという指摘もあります。
色々な失敗を繰り返し、周囲から非難されることも多いために、劣等感が強くなって、より衝動的に乱暴になることもあります。
衝動性が強すぎて、問題行動を起こしがちになることもあるので、注意が必要です。
その一方で、落ち込んでしまい不登校になる場合もあります。
ADHDの症状のうち、多動に関しては、思春期以降になると目立たなくなりますが、不注意に関しては長く残りやすいと言われています。

ADHDの原因はまだ解明されていませんが、ドーパミンなどの脳内神経伝達物質が関係しているという説があります。
ADHDの治療は、中枢神経刺激薬であるメチルフェニデート(リタリン)が、効果があるということでよく使われています。
ただし、薬は症状を抑える対症療法に過ぎません。
ADHDの子供を持つ家族としては、学校の先生や医師と協力しながら、その子供が自信を失わないよう、否定的なイメージを取り除いてあげ、その子供が持っているよい点や長所をうまく引き出し、勉強や友達関係がうまくいくように、環境を整えながら、導いてあげることが大切です。

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